宝島社が出版する「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」の特設サイトです。アニメ化決定!制作進行情報や、ここでしか読めない内容が満載!原作&アニメでは描かれなかったキャラクターたちのディティールがわかります! ※書店によって電子版を扱っていない場合があります。ご了承ください。, ◆月刊誌の送料について

12巻の内、 4・5・6・7・10巻はアニメで描かれていない話、いわば番外編 になります。 11・12巻が3期のストーリーとして展開されていくのでアニメをみてから原作を読みたい人は10巻までに止めておきましょう。 読む順番は1巻~12巻でOKです。 コレ」と手厳しい評価を下し、それまで不真面目だった部員たちはたちまち沈黙する。それから翌週にかけて滝の指導を受けた部員たちは、その成果もあり二度目の合奏でようやくスタート地点に立てたと認められ、改めてサンフェス(サンライズフェスティバル)の練習に打ち込む。, サンフェス終了後、滝はコンクールのメンバー選考にオーディションを採用。ユーフォニアムでは2年生の中川夏紀(なかがわ なつき)が落選する。久美子は先輩との軋轢を懸念し動揺するが、夏紀は気にしておらず、久美子を気遣う。一方、トランペットではコルネットのソロ奏者に1年生の麗奈が選ばれ、先輩たちの反感を買う。贔屓ではないかと勘ぐられた麗奈は激昂する。後を追ってきた久美子に、麗奈は父親が音楽家同士の自分と滝は旧知の仲で、彼に"ライク"ではなく"ラブ"の感情を抱いていることを打ち明ける。, 京都府大会前日、3年生の中世古香織(なかせこ かおり)がコルネットソロの再オーディションを願い出る。部員全員の前で香織は高度な演奏を披露するが、高校生離れした麗奈との実力差は歴然だった。自身の判断を問われた香織は、麗奈がソロを吹くべきだと答える。, 関西大会に向けた練習の最中、去年退部した2年生の傘木希美(かさき のぞみ)が姿を見せ、希美のフルート演奏を聞いた鎧塚みぞれ(よろいづか みぞれ)が突然体調を崩す。吹奏楽部では昨年、希美たちのグループが当時の3年生たちの不真面目さに耐えかね、集団で退部する事件があった。希美は当時、すでに部の主力メンバーだった友人のみぞれには退部の話を持ちかけなかった。親友に見捨てられたと感じたみぞれは希美の存在がトラウマとなっていた。唯一のオーボエ奏者であるみぞれの状態維持を優先したい副部長の田中あすか(たなか あすか)は、その事実を伏せながら希美の再入部を拒み続ける。, 関西大会の前日、ソロパートの演奏改善に苦しむみぞれを励まそうと希美が部室を訪れ、みぞれが逃げ出す。友人の吉川優子(よしかわ ゆうこ)による説得が功を奏し、2人は関係を修復する。みぞれの演奏は見違え、彼女本来の表情豊かな響きを取り戻す。, 関西大会から全国大会への出場枠は「三強」と呼ばれる大阪の吹奏楽強豪校3校(明静工科高校、大阪東照高校、秀塔大学附属高校)が毎年独占しているため、順当にいけば今の北宇治高校が全国に進める可能性はほとんどない。本番当日、それでも久美子たちはこれまでで最高の演奏をする。出番を終え、強豪の一角である秀塔大学付属高校の演奏を客席で聴いていた久美子は、彼らが失敗することを願わずにいられない自分に嫌悪感を抱く。そのとき、エスクラリネットのソロ奏者がミスをする。会場を出た久美子は、ミスをした2年生部員が腕にギプスを纏った3年生に泣きながら詫びているのを目にする。, 北宇治高校吹奏楽部は強豪3校の壁を破り全国大会への出場を決め、部員たちは歓声に包まれる。コンクール嫌いだったみぞれは「たった今、好きになった」と笑顔を見せる。, 2学期が訪れ、久美子たちは文化祭や地域の行事をこなしながら全国大会に向けて練習に励んでいた。, ある日、久美子は田中あすかの母親が職員室を訪れ、娘を退部させるよう迫る様子を目撃する。母親は受験への悪影響を口にしつつ、音楽家の元夫と同じ楽器を娘が演奏することにいら立ちを見せる。顧問の滝は本人が望まない退部は認めないと突っぱねるが、あすかは練習を休みがちになる。, 一方、久美子の家庭内では姉の麻美子が両親と揉めていた。親の期待に応えて大学へ進学したが、夢だった美容師の道を諦められないという。久美子は姉の姿にあすかを重ね、自身の思いをぶつけ、部への復帰を諦めていたあすかを翻意させる。, 全国大会では、それに向けた練習期間のなかであすかが不在になったために引き起こされた部内の士気の下落の影響、そして全国常連校との実力の隔たりもあり、部全体の意気込みとは裏腹に結果は銅賞に終わる。滝は、審査員の進藤正和から預かった伝言と紙片をあすかと久美子に伝える。進藤の紙片にはコンクール審査の最低評価を表す"C"の文字が記されていたが、伝言の内容は実の娘(あすか)への賛辞のメッセージだった。, 冬、新部長の優子と副部長の夏紀から定期演奏会係に任命された久美子は、先輩の鎧塚みぞれとともに定期演奏会の曲目選びに知恵を絞る。部員たちは舞台演出の段取りや演奏の練習に精を出す。, 久美子と麗奈は、マーチングの強豪校である立華高校に進学した佐々木梓(ささき あずさ)と再会し、同じ中学の吹奏楽部仲間だった彼女の演奏の上達ぶりに驚く。梓と麗奈のハイレベルなセッションを聞き、自分だけが取り残されたように感じた久美子は、2人の演奏の輪に入ることができずその場を去る。しかし、それまで手の届かない存在だと思っていた麗奈に自分も追いつき並び立ちたいという願望を強くした久美子は、秀一からの励ましや先輩たちの後押しも得て、麗奈とともに立華高校との合同演奏会でのソロ奏者に選ばれる。, 2年生に進級した久美子は1年生の指導係として新入部員たちの演奏指導や悩みごと相談に奮闘する。ユーフォニアム奏者の1年生、久石奏(ひさいし かなで)は八方美人で品行方正だが、自分より演奏の劣る3年生の夏紀に対して辛辣な態度をとる。2人の関係改善を模索する久美子は、彼女のそれが単に周囲から正当に評価されたいという欲求からの言動だと悟る。コンクールのA編成メンバーを選考するオーディションの最中、不自然な演奏ミスをした奏に夏紀が激怒する。夏紀は奏のオーディションを中断するよう顧問の滝に詰め寄り、わざと先輩にメンバーの座を譲ろうとした彼女を叱責する。その後の再オーディションで、ユーフォニアムは奏・夏紀・久美子の3人全員がメンバー入りを果たし、久美子は課題曲のソロ奏者に指名される。, 自由曲『リズと青い鳥』の第三楽章、みぞれのオーボエソロと希美のフルートが噛み合わない。みぞれは中学以来、親友である希美に見限られたくない一心で部活動を続け、練習に没頭してきた。3年生になった今年、希美が音大を受験すると聞き、みぞれは自分も同じ大学に行きたいと受験対策に勤しむが、実は希美にその気はなかった。久美子は2人の関係を案じて希美に真意を質すが、密かにみぞれの才能に嫉妬し複雑な感情を抱えていた彼女は話をはぐらかす。高校生離れした難度の譜面を正確に吹きこなすみぞれに対し、コーチ陣はより高度な演奏表現を要求する。『リズと青い鳥』は少女と小鳥の物語を題材にした楽曲で、2人がソロを務める第三楽章は主人公の少女が最愛の青い鳥を大空に羽ばたかせるため別離を決意する場面がモチーフになっている。みぞれはその少女の決断に共感できず、どうしても演奏に感情が込められない。木管楽器コーチの新山は、視点を変えて青い鳥の立場で考えてみるよう助言する。みぞれは、大切な相手に望まれたなら自分はどんな辛い選択でも受け入れると思い至る。豹変したみぞれの演奏を聞き、希美は泣き崩れ、その圧倒的な表現力に他の部員たちも追従できず合奏が破綻してしまったため、滝はみぞれのソロに合わせて各パートの演奏を修正する。みぞれは、かつて友人のいなかった自分を音楽に誘ってくれた希美に感謝を告げ、音楽の道に進むことを決心する。, その年の北宇治高校吹奏楽部は、2年連続の全国大会出場を逃してしまう。優子は早々に後輩たちの来年のコンクールへ向けた活動計画を発案し、3年生たちも後輩の指導役として最後まで悔いのない活動をするよう呼びかける。トランペットのパートリーダーでもある優子から演奏会でのソロを任された1年生の小日向夢(こひなた ゆめ)は、顎関節症の悪化でコンクール前に奏者を退いた3年生の加部友恵(かべ ともえ)にも助けられ、欠点だった精神面の課題を克服する。, やがて3年生は引退し、部は新体制へと移行する。優子と夏紀に呼び出され次期部長を指名された久美子は、部員たちを前に目標は"全国大会金賞"と宣言する。副部長には秀一、新役職・ドラムメジャーには麗奈が選出されていた。, 久美子たちは3年生に進級し、北宇治高校吹奏楽部にも新1年生が入部した。久美子たちのクラスには、吹奏楽の強豪校である聖良女子学園から黒江真由(くろえ まゆ)が転入する。温和な性格の真由はすぐに周囲と打ち解け、吹奏楽部に入部する。釜屋つばめ(かまや つばめ)をはじめ他の部員との関係も良好な真由であったが、2年生の奏は彼女に警戒する。そんな中、部内のドラムメジャー担当の麗奈は全国金賞を目指すために厳しい指導を行い、新入部員の義井沙里(よしい さり)など彼女に対し委縮する部員も現れ始める。, 真由から聞きつけた聖良女子の体制を取り入れ、コンクールメンバーのオーディションは大会ごとに行うよう変更されたが、府大会のオーディションにおいてチューバでは2年生のさつきが落選し、1年生の釜屋すずめが選定される。2年生の鈴木美玲(すずき みれい)はこの結果から、滝に対する疑念を久美子にぶつける。部長として多忙になる久美子であったが、卒業後の進路にも悩まされる。, 関西大会まで駒を進めた吹奏楽部は再びオーディションを行うが、ここで真由がユーフォニアムのソリストに選ばれる。部内の和のため久美子に対し辞退を申し入れる真由であったが、実力主義である現行の吹奏楽部との方針から久美子は断り、真由に対する距離感が生まれる。2年ぶりの全国大会には進めたものの、久美子がソリから落選したことで部員たちの間に不満が生まれ、部内は滝の方針をめぐり真っ二つに割れてしまう。これに対し否定的な部員を叱責する麗奈と、久美子の間にも亀裂が入ってしまうが、2年の折にあすかから渡された手紙を頼りに彼女の住まいに訪れ悩みを打ち明け、真由や麗奈と関係を修復。また、久美子は滝への憧れから、教師という職業に漠然と関心を抱く。, それから月日が経ち、教師となった久美子は北宇治高校に赴任し、吹奏楽部の副顧問となっていた。, 久美子と同じ中学出身の佐々木梓(ささき あずさ)はマーチングバンドの強豪校である立華高校へ進学する。そこで戸川志保(とがわ しほ)や名瀬あみか(なせ あみか)といった学友とともに吹奏楽部へ入部した梓は、強豪校ゆえの厳しい活動内容にも関わらず頭角を現していく。その一方で、高校から吹奏楽を始めたあみかは初心者であるため苦戦し、梓はその世話を焼く。人に頼られることに喜ぶ梓はあみかを指導するが、自らの変化を望むあみかは梓の負担にならないよう、定員が空いているカラーガードのパートを希望し、指導の厳しい小山桃花(こやま ももか)の指導を受け始める。その一方で、下校の際に梓は中学時代のクラスメイトであり、北宇治高校に進学した柊木芹菜(ひいらぎ せりな)と再会する。芹菜は中学生時代に孤独であったところをある事件をきっかけに梓と懇意になるのだが、社交的に変化した芹菜に対し梓が距離を置き始めた事から仲違いし疎遠となっていた。, 桃花の練習は厳しく、叱咤を受け疲弊するあみかを見て怒りを露わにする梓であったが、それを志保が制止する。そこで志保から人に頼られる事に依存する自身を指摘され、さらにあみかが桃花を慕っている事を知り戸惑う梓は、あみかとの間に距離を作り始める。その後、関西大会の折に関係が深まった先輩の瀬崎未来(せざき みらい)に心情を打ち明けた梓は、自身が他者に頼られる事に依存する性格である事を認めたうえで再びあみかとの関係を修復する。一方、トロンボーンパートのソロを任されていた未来は、全国大会前の練習時に下級生のミスから負傷し、ソロパートの代理を梓が引き受ける事となる。その後、梓は体調不良から学校を休むが、そこへ芹菜が見舞いに現れ、お互いの思いを打ち明け和解したのだった。そして立華高校は全国大会に出場し、ゴールド金賞を勝ち取った。, 第1期『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』は、『このマンガがすごい!WEB』(宝島社)にて2014年11月から2015年10月まで配信された。作画ははみ。はみ自身も京都に住んでいたことがあり、学生時代には吹奏楽部でトロンボーンを担当していた[12]。原作表紙イラストを描いたアサダニッキがキャラクター原案としてクレジットされている[13]。全19話構成で原作小説第1巻と同じく京都大会出場までの物語を描いたものである。最終話のラストページで、原作小説第2巻のコミカライズ企画が進行中であることが発表された。, 第2期『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』は2016年1月15日から9月16日まで配信され、第3期『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』は2016年10月21日から2017年7月21日まで配信された。, 『響け!ユーフォニアム』のタイトルで、2015年4月から7月まで[16]TOKYO MX・KBS京都・サンテレビ・テレビ愛知・BS11ほかで放送された[1][17]。, 2016年4月23日に第1期を振り返る『劇場版 響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』が松竹の配給により公開された。興行収入は2億2300万円[18]。, 2017年9月30日に第2期を久美子とあすかを軸に、新規カットを交え再構成した『劇場版 響け!ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』が公開された[20][21]。興行収入は1億3400万円[22]。, 2018年、2019年には、完全新作となる映画2作が順次公開された[23][9]。詳細は映画を参照。, アニメーション制作は京都アニメーションが担当。監督は『涼宮ハルヒの憂鬱』『中二病でも恋がしたい!』などを手掛けた石原立也[17]。さらに『けいおん!』『たまこラブストーリー』などの監督として受賞歴のある山田尚子がシリーズ演出を担当した[17]。シリーズ演出という山田の役回りについて石原は、監督の参謀役と表現している[24]。, 絵コンテ・演出を山田が担当した第1話や石原が担当した第2話など、初期の話数ではコミカルな演出も目立っていたが、作品全体としてはリアルな青春ドラマとしてシリアス寄りの作風に仕上がっている[24]。制作開始当時、監督の石原や脚本の花田十輝がよりコミカルな作風も視野に入れていたのに対して、音響監督の鶴岡陽太は当初からリアリティ重視の演出を志向しており、石原は本作の方向性を見定めたのは最初のアフレコ時だったと述べている[25]。脚本の花田は第5話から第8話の時点でシナリオ執筆の方針が定まったと語っている[25]。, 第1期では、小説シリーズ第1作『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』を原作として、短篇集『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』より一部のエピソードが本編に織り込まれるなど、アニメオリジナルの要素を含んだ全13話のストーリーが展開された。, 第2期では、小説シリーズ第2作『響け!ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』と第3作『響け!ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』を原作としており、第1期同様に全13話のストーリーが展開された。, 第1期は、1話あたり原作30ページ程度のペースで、全体として尺にゆとりを持たせたストーリー構成となっている[25]。全話の脚本とシリーズ構成を担当した花田は当初から、劇中で吹奏楽部の顧問が赴任して部活動が本格的に始動するまでに2話を費やすなど、近年のアニメ脚本としては比較的スローペースの構成案を提案していた[25]。監督の石原も同じ意向を持っていたため、この基本プランがそのまま採用される形となった[25]。, 原作では主人公たちの所属する吹奏楽部の部員数は81人とされているが、テレビアニメでは64人に変更された[26]。原作に登場しない人物を含め全ての部員に名前とキャラクターが設定されており、花田は全員に登場機会を割り振りながら脚本を執筆した[25]。, 原作は京都府宇治市が主な舞台となっており、関東出身の主人公など一部の登場人物を除いて作中の台詞に宇治訛りの京都弁が使われているが[3]、テレビアニメでは標準語に変更されている。, 監督である石原の認識としては本作の舞台設定はあくまで架空のものというスタンスであるが、本作の製作にあたっては監督をはじめ主要スタッフが実際の吹奏楽コンクール会場や宇治川、仏徳山(大吉山)ほか実在の舞台地に赴いて現地取材を実施し、脚色や作画に反映している[27]。主人公である久美子の通学シーンは原作の描写に沿って、自宅の最寄り駅である京阪宇治駅から友人の葉月が乗降する黄檗駅を経て六地蔵駅までの電車通学という設定で描かれる[28]。主人公たちが通う北宇治高校の所在地については原作者の大まかなイメージに基づいており、学校の最寄り駅は原作には登場しないが、京阪宇治線の黄檗駅から中書島駅間で通学路に茶畑の描写があることなどから六地蔵駅をアニメ用の設定として採用した[28]。本作の制作プロダクションである京都アニメーションの主要スタジオはこれら主な舞台地の近隣に位置しており、作画用の資料写真が不足した際には容易に現地へ赴き撮影することができたため、ロケーションとしては好都合だったと石原は述べている[28]。, 吹奏楽部のメンバー全員を含む登場人物のデザインを池田晶子が担当した[29]。石原のオーダーに合わせ、各キャラクターは全体的に可愛らしさを重視したデザインとなっている[29]。本作に限らず、池田が作成するキャラクター表には池田自身がイメージした各キャラクターの簡単な性格付けやプロフィール設定が書き添えられ、作画スタッフがキャラクターの芝居を描く際の参考として用いられている[29]。, キャラクターデザインの作業に着手した段階では原作小説の既刊が第1作のみしかなく、ライトノベルのような挿絵イラストの類も挿入されていないため、当初はアサダニッキによる第1作の表紙装丁イラスト1点のみを唯一のビジュアル資料として主要キャラクターの検討が進められた[29]。数ある登場人物のうち、石原が安心感のある可愛いさと評する小笠原晴香部長のデザインがいち早く仕上がった[29]。劇中で吹奏楽部のマドンナと称される中世古香織も目元にほくろを入れたデザインをシリーズ演出の山田が気に入り、比較的早い段階で決定した[29]。主要キャラクターのうち加藤葉月と川島緑輝については、アニメ用のオリジナル設定としてそれぞれツインテールとくせ毛のロングヘアーに髪型を変更する方向でデザインの調整を進めていたが、最終段階で原作の描写に沿った短い髪型へと方針を転換した[29]。作中で長身の美人として描写される田中あすか副部長については、池田の念頭にはより大人びた路線の選択肢もあったが、石原の方針に沿って可愛さに振ったデザインが採られた[29]。副顧問の松本美知恵はアサダがアニメ用に新規イラストを描き起こし、そのイメージをベースにデザインを行った[29]。顧問の滝昇はシリーズ演出の山田からの具体的な要求に沿って、若者らしくない地味な眼鏡、コンクール演奏時の正装とは落差のある普段の風貌、柔らかい質感の髪、柔和な表情といった要素を取り入れたデザインが採用された[29]。, 石原はこれまでに刊行されたアサダの漫画作品を全て揃え、本作のキャラクター作画の方向性を探る参考とした[29]。シリアスな描写の多い本作でも一部のコミカルなシーンではギャグ漫画風のキャラクターの崩し顔を使用しているが、アサダの画風に倣って頭身を大きく変えない作画を基本としている[29]。, 美術監督の篠原睦雄は、女性キャラクターが多数を占める作画との対比を意図して、全体的にコントラストを強調した力強さのある背景美術の描き方を採用した[28]。空の色は微かに緑がかった色合いを出している[28]。屋内のカットでは蛍光灯などによる室内の光源を弱め、窓からの自然光がより強調されている[28]。石原が好んで用いる演出手法として、逆光を利用した構図を多用している[28]。, 劇中に登場する演奏シーンの音源は洗足学園音楽大学の1年生で編成されたバンド、フレッシュマン・ウインド・アンサンブルが担当した[30]。並以下の高校の吹奏楽部がドラマを重ねながら上達してゆく過程を音響面でも表現するため、各場面に合わせて意図的にクオリティを下げた演奏を再現しながら音源の収録が行われた[30]。第1話の演奏シーンでは、吹奏楽に詳しくない視聴者にも演奏クオリティの低さが明瞭に分かるよう、意図的に収録した演奏ミスやテンポのずれた演奏を強調するなどの編集加工が加えられている[30]。, 作中に登場するオリジナルの楽曲と劇伴の作曲は松田彬人が担当している[30]。頻出する吹奏楽演奏シーンの楽器音との混同を避けるため、本作の劇伴は管楽器を使用せずに作られている[30]。劇伴の使用シーン自体も絞り込まれており、音響面の演出傾向としては全体的に静かな作品に仕上がっている[30]。, 各演奏シーンで使われる楽曲は原作とは異なる。第1期では劇中のマーチングイベントでの演目がビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」からイエロー・マジック・オーケストラの「ライディーン」に変更され[31]、第5話で本番の演奏シーンが描かれるまでは同曲を視聴者に聞かせないという演出上の意図により、本番までの練習シーンでは同曲を演奏する描写を避けるよう脚色されている[25]。主人公たちのコンクール課題曲として原作に登場する架空の楽曲『三日月の舞』がアニメでは自由曲という設定に変更されており[32]、原作での自由曲『イースト・コーストの風景』のコルネットソロを巡る騒動は、アニメでは『三日月の舞』のトランペットソロを巡る騒動に置き換えられている。上級生の中で最も演奏の上手い3年生部員と超高校級の新入部員がトランペット演奏の優劣を決めるという当該エピソードの演奏録音では、それぞれ大学生とプロの奏者を起用して劇中での実力者同士の力量差を実演奏の音色の違いで直接表現した[30]。2期では、2年前の吹奏楽コンクールにおける南中学校のコンクール自由曲及び劇中での吹奏楽コンクールにおける明静工科高校の自由曲は「だったん人の踊り」に、文化祭の演奏曲はフィンガー5の「学園天国」と大滝詠一の「君は天然色」、駅ビルコンサートの演奏曲はT-SQUAREの「宝島」に変更された。, なお、第1期の第1話において、テレビ時代劇『暴れん坊将軍』のテーマ曲(作曲は菊池俊輔)を吹奏楽にアレンジしたものが劇中曲として使用されているが、ストーリーの都合上、劇中では下手に演奏された音源しか使用されていない。しかし、「指導を受けて上達した」という想定で上手に演奏された音源も録音されており、本作のサウンドトラックには両方とも収録されている。, 本作のアニメ化は吹奏楽経験者にはおおむね好評だった。エキサイトレビューではホルン経験者のライターが「Twitterを見ると、吹奏楽部経験者たちが悶絶していた」「あるあるすぎる」とリアルな描写を解説[33]、管楽器専門誌『楽器族。ブラストライブ』はTwitterで「経験者にはドンピシャで納得できる台詞や演出がテンポよく決まる。これは凄いアニメだ。」と絶賛[34]。一方、Newtypeアニメアワード2014-2015中間結果発表では作品賞(TV作品)で14位[35]、最終結果でも10位以内に入ることはできなかった[36]。しかし、吹奏楽部ではマイナー楽器の代名詞だったユーフォニアムを第一希望にする人も増えており、人気楽器の仲間入りをした[37]。, 第20回文化庁メディア芸術祭では、『劇場版 響け! ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』がアニメーション部門・審査委員会推薦作品に選出される[38]。, 『劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』を鑑賞した指揮者の下野竜也は、演奏シーンのリアルさに驚き、「ひと昔前なら楽器の持ち方が変だったり、演奏と絵が微妙にずれるアニメもあったけど、この映画は全ての奏者の指使いが音と見事に一致していました。そういう感動は『トムとジェリー』のピアノ演奏以来です。」と感想を述べた[39]。, 第1期は各巻に映像特典としてショートエピソード「吹奏楽部の日常 その(1)~(7)」を収録している[55]。, 前述のテレビシリーズの総集編のほか、完全新作映画が2018年と2019年に計2作品公開された。, 2018年4月21日公開。オーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルートを担当する傘木希美を主人公に、卒業を控えた3年生の二人が「高校最後のコンクール」に挑む青春模様を描く[70][71]。監督は『映画けいおん!』『たまこラブストーリー』『映画 聲の形』などを手がけ受賞歴もある山田尚子が担当する[7]。, 本作は『響け!ユーフォニアム』の続編でありスピンオフという位置付けではあるが、"1本の独立した映画"としても成立するよう制作されている[72][73]。, 毎日新聞は「テレビ版を知らずとも、みずみずしい映像世界に魅了される逸品」「山田監督は多感な少女たちの内なる思いをセリフに頼らず、2人が歩く足元のクローズアップ、髪を払う仕草、視線の交錯とすれ違いなどの繊細な描写で表現」「そこに息づくひそやかなスリルに目を奪われ、切実な感情に胸を打たれずにいられない。そして青春音楽ドラマの定型を破ったこの映画、最後に少女たちが見いだす友情の真理も感動的だ。」と絶賛した[86]。また、産経新聞では 「実写映画に近いカメラアングルなど、作品へのこだわりと熱量を随所に感じる」「独占欲にも似た友情。友人への羨望と、自分への失望。壊れやすい砂糖菓子のような繊細な作風は、合わない人には合わないと思うが、"これは私の話だ"などと心に強く響く人もいる。」とし、4つ星の評価を与えている[87]。, IGN Japanは「日本のアニメのフォーマットにて、記号的なアニメ表現や感情移入表現をほぼ使わないように切り詰めることで繊細な感情表現を実現した一作」「これまで記号的なアニメ表現を避けながら制作されたケースは実写的なアプローチや作画追及的なアプローチだが、感情表現はないがしろにされてきた。それらと比較すると本作の沈黙の奥にある感情表現は例外であり、一見に値する。」と評した[88]。, このほか第22回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選定されている[92]。, 2019年4月19日公開。「リズと青い鳥」と同時間軸における2年生に進級した久美子たちの物語を、久美子と1年生の久石奏を中心に描いた完全新作の映画として制作[74][7][101]。監督はシリーズ通して監督を務めてきた石原立也が担当する[7]。, 武田綾乃『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』宝島社、2015年、pp.3, 270。, はみ『このマンガがすごい!comics 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』第1巻あとがき, 成馬零一「『響け!

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